歯周組織再生治療薬「リグロス」
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従来の歯周病治療では、歯垢・歯石の除去や歯周外科手術によって歯周病の進行をくい止めることはできても、失われた歯周組織(歯肉や歯槽骨など)を元に戻すことはできませんでした。
ところが近年「歯周組織再生治療」として失われた歯周組織の再生を促す治療の開発が進み、GTR法とエムドゲインという2つの治療が歯周外科手術に加えて用いられるようになってきました。
GTR法は保険適応ですが手術が非常に難しく、現在ではほとんど行われていません。
エムドゲインはジェル状のお薬で、歯槽骨に塗ることで失われた骨の再生を促すのですが保険適用外のため、基本的に自費での治療です。
そのため治療を受けたくても受けることのできない患者様もいらっしゃいました。
そこで新しく登場したのが世界初の歯周組織再生医薬品の「リグロス」です。
医薬品として厚生労働省の認可が下り、2016年11月に保険適用となりました。
しかし、どの歯科医院でも使用できるわけではなく、e-learningを受講するか、認定講習会を受講した歯科医師のみが使用することができます。
当院では2017年1月から「リグロス」を使用した歯周外科手術も行なっています。
「リグロス」もエムドゲインと同じようにジェル状のお薬で、歯周外科手術時に歯周病で失われた歯槽骨に塗るのですが、「リグロス」は血管の新生を促進し、歯周病で減少した歯槽骨の再生を促す効果があり、歯周組織を再生させます。
ただし、まだ歯周病の万能薬というわけではなく、歯周病の状態によっては使用できない場合がありますのでご注意ください。