ダイレクトボンディング

まずは患者様の症状やお悩み、ご要望についてなんでもご相談ください。お話を伺ったうえで歯の色調や形状、歯並び、かみ合わせの状態を確認します。状況を分析し、ダイレクトボンディングが有効であると判断した場合は、メリット・デメリット、治療回数、費用について詳細な治療方針をご説明します。不安や疑問、理解できない点があれば、何でもお尋ねください。

基本的にダイレクトボンディングは型取りの必要がありません。しかし、歯の形状に変更を加えるなどの処置が必要な場合は型取りを行うことがあります。具体的には歯と歯の隙間を閉じたり、歯の形状を整えたりするケースなどです。最終的な歯の形や配置について、模型を使って事前に確認し、仕上がりをより美しくしていきます。

浸潤麻酔が痛くないようにまず表面麻酔を行い、それから浸潤麻酔を行います。
その後、ラバーダムと呼ばれるゴムのシートを治療する歯に装着します。
そうすることで歯に唾液や呼気、歯肉溝滲出液などが付くのを防ぐことができ、接着操作を確実に行えることができます。
また、マイクロスコープを使用するのに役立ちます。

虫歯をきれいに取り除き、削った部分をマイクロスコープを覗きながら精密にコンポジットレジンで詰めて理想的な歯の形になるように整えます。
また歯の形を変える場合は型枠を用います。型枠のメリットは、目的の歯を事前デザイン通りの色や形に整えられる点です。

コンポジットレジンを詰めた後、かみ合わせを調整し、違和感なく噛めるように調整します。
最後に丁寧に研磨し、歯の本来の質感、色調に整えたら治療完了です。ぜひ美しい状態を維持できるよう、定期的なメインテナンスを続けましょう。