保険で白い被せ物ってできるの?
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こんにちは🐶
ケンタロウ歯科🦷歯科衛生士の小山です!
寒暖差のある気温が続きますが、
いかがお過ごしでしょうか?😣
新学期も始まり新たな生活をされてる方もいらっしゃいますよね🥰
新たなスタートに胸が弾みますね♬
今回は保険内である白い被せ物についてお話しさせていただきます!
治療後の被せ物と聞くと、銀歯を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?🤔
今回は保険適応の白い被せ物であるCAD/CAM冠(キャドキャムかん)について銀歯との違いを交えながらご説明したいと思います!
☆CAD/CAM冠(キャドキャムかん)とは
CAD/CAM=Computer-aided design/Computer-aided manufacturing
CAD装置:形状測定機(スキャナー)による対象物の計測
CAM装置:データを基に構築したモデルから切削加工によって被せ物を作製
材質は、ハイブリッドセラミックスといわれる非金属性の物です🦷✨
セラミック(陶器)とレジン(歯科用強化プラスチック)をハイブリッド(混合)した為
この様に呼ばれています。
ハイブリッドセラミックスは、
セラミックの持つ強度や審美性・レジンの持つ柔軟性、両方の良さを併せ持つ素材と言えるでしょう。😳
CAD/CAM冠はこのハイブリッドセラミックスのブロックをミリングマシーンという機械で歯の形に削り出して作る被せ物になります。
CAD/CAM(キャドキャム)冠が対応できるのは、
以前は保険適用外でしたが、
2014年先進医療から健康保険に導入され、一部の歯に限って保険適用となりました。
2020年4月からはその範囲がさらに増え、
上下第一小臼歯・第二小臼歯・第一大臼歯
(真ん中の歯から4番目、5番目、6番目の歯)
に対して保険適用になりました。
*第一大臼歯のCAD/CAM冠は第二大臼歯が全て残っている場合に限ります。
また、令和2年度診療報酬改定(2020年9月1日)で、
用範囲が更に拡大され上下顎前歯(中切歯、側切歯、犬歯)に対してCAD/CAM冠が保険適用となりました。
これで第二大臼歯(真ん中から7番目の歯)以外のほぼ全ての歯においてCAD/CAM冠(キャドキャム冠)を用いることが可能になりました。
CAD/CAM(キャドキャム)冠は、保険適用内で白い被せ物を施すことができるようになり、
少しでも銀歯を減らしたい方にはおすすめの被せ物です。☝🏻👀
特に金属アレルギーをお持ちの方は、
オススメしております!
CAD/CAM冠のメリット☀️
①歯に似た白色なので、銀歯に比べて見た目がよい。
②金属ではないので、金属アレルギーが起こりにくい。
③料金は保険適用外セラミックに比べ、保険適用なので安価でできる。
銀歯が約3,500円程度であるのに対して、
CAD/CAM冠の料金は3割負担で約6,000円程度です。
④天然の歯の硬さに近いため、かみに合う歯にダメージを与えにくい。
CAD/CAM冠のデメリット☔️
①金属よりは硬くないので噛み合わせが強かったり、歯ぎしりをする患者さんでは壊れたりする可能性がある。
②やや適合に劣るため外れる可能性がある。
③セラミックスに比べて審美性には劣る。
④プラスチックが入っていているため経年劣化や着色をしやすい。
見た目は綺麗ですが、やはりデメリットである面もあります…🤦🏻♀️
・銀歯とCAD/CAM冠の違い💥
銀歯とCAD/CAM冠の違いは
金属か非金属かという点で大きく異なります。
よって、CAD/CAM冠では金属アレルギーの懸念がありません。
また、審美的な面でも周りの天然歯と調和の取れた色調で制作する事が出来ます。
ただし強度は銀歯の方が強いです。
被せ物が割れる心配をしたくない方は銀歯の方をオススメします。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分に一番合う被せ物を選ぶにはよく知ることが大切です🐻!
当院では、被せ物が必要な方にはしっかりとお話をさせていただいております!
不安な方はいつでもお声かけ下さい😉
ケンタロウ歯科 福岡市南区柏原1-2-2 / Tel 0120-37-1815