誤嚥性肺炎について

こんにちは、歯科衛生士の小山です。

新型コロナウイルスの流行により、多くの方が困っておられると思います。

早く流行がおさまってほしいと願うばかりです。😔

コロナウイルスにおいては未だ不確定要素が多く

日々色々な情報が飛び交っていると思いますが、

「肺炎」という言葉をよく耳にします。

今回は「肺炎」についてお話させていただきたいと思います☝️

肺炎は日本人の死因の2016年まで第3位(現在5位)にあたる非常に死亡率の高い病気であり、

高齢者になればなるほど死亡率は増加傾向にあります😷

そして、「誤嚥性肺炎」は2017年より死因順位に用いる分類項目に追加され、「肺炎」から「誤嚥性肺炎」を独立して集計するようになりました。

これは誤嚥性肺炎によって亡くなられる方が増えたたためで、「誤嚥性肺炎」単独で死因の第7位となっております。

<厚生労働省 2018年 人口動態統計>

そして「肺炎」と「誤嚥性肺炎」の両方を足すと心疾患に次ぐ3位の死亡数になります。

肺炎は「早期発見」と「予防」がカギになります。

予防として手洗いやうがい、マスクの着用は一般的な感染症の予防に勧められますが、肺炎についても有効です。

さらにその他にも有効な肺炎予防として「ワクチン接種」と「誤嚥(ごえん)の予防」が挙げられます。

今回は誤嚥によって引き起こされる誤嚥性肺炎についてみていきます。

それでは、誤嚥性肺炎はどう起こるのかを説明しましょう❗️

まず誤嚥(ごえん)とは、

唾液や食べ物など通常は食道から胃に入るものが誤って気管に入ってしまうことをいいます。 

その食物や唾液に含まれた細菌が気管から肺に入り込むことで肺に炎症が起こるのが誤嚥性肺炎です。

嚥下(えんげ)機能(飲み込む働き)が低下すると誤嚥しやすくなります。

通常だと誤って気管に入ってもむせるのですが、ご高齢の方は反射作用がとても弱くなっており、飲食物の一部が器官から排出されずに肺に入ってしまうことがあります😔

誤嚥=肺炎というわけではなく、

細菌を含んだ唾液や胃の中の食べ物が食道を通って逆流し肺へ、あるいは栄養状態が思わしくなく免疫力が下がっているなどの諸条件が重なることで起こりやすくなります。

1.細菌を含む分泌物の誤嚥

口の中(咽頭や喉頭)の粘膜に細菌の巣ができていて、

細菌を含んだ唾液などの分泌物を誤嚥する。

2.胃食道逆流による内容物の誤嚥

夜間睡眠中、胃食道逆流により胃内容物を誤嚥する。(不顕性誤嚥

(この場合、酸や消化液を含んでいて化学的に気道粘膜を損傷するため、肺炎が起こりやすくなります)

一度誤嚥性肺炎を起こすと、気道粘膜はなかなか完全には回復しません😢

そして粘膜の感覚が鈍くなってしまい、

誤嚥しても咳が起こりにくくなり、食物を有効に排泄できないため

ますます肺炎の危険が増大する、という悪循環が起こります。

🔍 誤嚥性肺炎の発見方法 🔎

医師であっても、内科や呼吸器を専門にしている医師でないと診断がなかなか難しいようです。

「風邪です」と言われて薬をもらってもなかなか治らない🤒

その後だんだん元気がなくなり…よく調べたら誤嚥性肺炎だった、というケースも少なくないようです…。

⚪︎激しく咳が出る

⚪︎熱が出る

⚪︎息が苦しい

⚪︎濃い痰が多くなった

典型的な症状が出ていれば発見は簡単ですが、

ご高齢の場合症状が軽いにも関わらず、肺炎が進行していることもあります。

肺炎でなくなる方の9割が75歳以上の高齢者ですが、

75歳以上の肺炎のうち、80%以上が誤嚥性肺炎とされています。

◎誤嚥性肺炎を予防するには😟

ズバリ口腔ケアです。

一言で口腔ケアと言っても

1.お口の中を清潔に保つこと

2.歯磨き援助、うがいの補助など

3.口腔周囲筋の運動訓練、嚥下訓練、発音訓練などのリハビリテーション

も含まれます。

口腔ケアを行うことで肺炎の発症を抑えることができる論文もあります。

1.お口の中を清潔に保つこと😬

口の中を清潔に保っていれば、例え誤嚥が起きても感染のリスクは軽減出来ます!

ご自身で行う日々のブラッシングも勿論ですが、

歯石や歯周ポケット内部の汚れは専用の器具を使わないと除去する事はできません。

お口の中を清潔に保つためには、

1ヶ月から半年に一度は歯科医院で歯石取り・PMTC(歯のクリーニング)を受けることをお勧めします。

2.歯磨き援助、口腔清拭、うがいの補助など

手が思うように動かせなくなり、歯磨きが一人でうまくできなくなった場合は、介助者が歯磨きを手伝っておげたり、うがいの補助をして下さい。

3.口腔周囲筋の運動訓練、嚥下訓練、発音訓練などのリハビリテーション

筋肉は使わないと衰えます。これはもちろんお口の中の筋肉も同じです。

お口の筋トレが非常に大事です。

ご高齢になるにつれて

・ムセやすくなった

・睡眠中も、むせたり咳込んだりする

・唾液が出づらくなり、飲み込みづらくなった

・飲み込んだあとも口の中に食べ物が多く残っている、のどに食べ物が残っているような感覚がある

・飲み込んだ後にしゃべると、ガラガラ声になる

このような症状はありませんか?

日頃からお口の中の筋力を鍛えることによむめ

誤嚥を予防していくと誤嚥性肺炎へのリスクも低くなります

そこでパタカラ体操というのをオススメしております!

日常的になにかをしながら

1日30セットを目標に始めてみましょう‼️

することは簡単です!

「パタカラ」という言葉を大きい動作で発音していくだけです!

筋肉をしっかり動かせていれば

声を出さなくても大丈夫です!

◎なぜ?パタカラなの?🤔

」・・・唇を強く閉じて出る音(👉🏻唇の閉じる力)

            食べ物を口の中にとりこむ。

食べ物を溢さないようにくちを閉じて飲み込む動作

」・・・舌先を上の裏側につけて離すことで出る音(👉🏻舌の前方への動き)

舌を使って食べ物を取り込んで、口の奥に運ぶ動作

」・・・舌を喉の方に、引いて出る音(👉🏻舌の後方への動き)

舌を使って喉まで運ばれた食べ物を、さらに食道へ運ぶ動作

」・・・舌が上あごについて離れるときに出る音(👉🏻舌の後方への動き)

舌を使って「ゴックン」と飲み込む動作

パタカラにはどんな効果があるの?🤔

  •   いびきや歯ぎしりを改善させる(睡眠時無呼吸症候群の改善と予防)
  • 口呼吸が鼻呼吸に変わり口の中の乾燥を防ぎ、喉や歯肉の炎症・口内炎・口臭の予防になる
  • 噛む力、飲み込む力が回復する
  • よだれが無意識に出ることの回復
  • 発音がハッキリする
  • 入れ歯が安定する
  • 表情が豊かになりフェイスラインがすっきりして顔がスリムになる

など、いろいろな効果がみられます😊

身体の健康を維持する為に、ウォーキングなどを習慣にしている方はいらっしゃると思います。

お口の筋トレも同じように習慣化していくことをオススメしております😊

ケンタロウ歯科 福岡市南区柏原1-2-2 / Tel 0120-37-1815

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