産まれたばかりの赤ちゃんのお口の中で見るポイント

院長の中村ケンタロウです。

今回は産まれたばかりの赤ちゃんのお口の中で見るポイントについて書きます。

まずは歯が生えているかどうか。一般的に生後6ヶ月前後に下の前歯が生えてくるのですがまれに先天性歯といって産まれた時に歯がすでに生えていたり、産後1ヶ月以内に生えることがあります。

歯が生えていること自体は問題ないのですが、それが原因で母乳やミルクを飲む時に邪魔になったり、上あごの歯ぐきを傷つけることがあります。

また、赤ちゃんがミルクを飲む時に歯で舌の裏を傷つけて、表面が白っぽくて硬いしこりや褥瘡(じょくそう)を作ることがあります。これをリガ・フェーデ病といいます。

歯がグラグラ動いていて抜けて飲み込む危険性がある場合などは抜歯しますが、特に問題がなければそのまま様子を見たり、歯の先端を少し削って丸めてあげます。

それからまれに(日本人の400~500人に1人の割合)口唇裂といって上唇が裂けている赤ちゃんや口蓋裂といって上あごの口の中の天井部分が裂けている赤ちゃんがいます。

母親の胎内で、赤ちゃんの顔の部分は、左右の顔面突起・口蓋突起と呼ばれる突起が組み合わさり、くっつき合って出来上がっていきます。これらは、妊娠初期(3~5ヶ月)に行われるのですが、この間の過程に何らかの異常が起こると、本来組み合わさるべき部分が上手くくっつかなくなり、その結果裂けた状態が残ってしまいます。

明らかな原因は現在のところ分かっていませんが、一般的には、遺伝的要因環境的要因とが相互に作用して引き起こされると考えられています。

環境的要因としては、両親の年齢、母体の病気や栄養状態、エックス線、薬剤やアルコール、タバコなどが挙げられます。

この病気による影響は、見た目の問題だけでなく、栄養の摂取、呼吸、発音など人が生活していく上で非常に重要な機能に早くから影響を及ぼすことになります。

 また、口唇裂・口蓋裂の赤ちゃんには、心臓の異常、耳や手足の形の異常など、体の他の部分に合併した病気が見つかることも多く、細部にわたる全身的な検査を受けておくことが大切です。

治療としては、生まれつき離れて開いてしまっている裂の部分を閉じ合わせて通常の形に戻し、正常な機能を回復できるようにします。これにはどうしても外科的手術が必要になってきます。手術は、症状の程度により、赤ちゃんの成長に合わせて何回に分けて行います。

いずれにしても、早めに専門の医療機関(口腔外科もしくは形成外科)を受診されることをお勧めします。

ケンタロウ歯科 福岡市南区柏原1-2-2 / Tel 0120-37-1815

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