子どもの早食いについて
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こんにちは!受付の豊島です🌈✨
先日、3歳の子ども達と食事する機会がありました😋🍴
お腹が空いていたのかとても食べるのが早くよく見ると、余りよく噛んでない様子😂笑
健康の為に「よく噛んで食べましょう!」
とは言いますが
大人とは違い、子どもはよく噛んで食べようと意識するのはなかなか難しいですよね?
そこで今回は子どもの早食いや防止策について話していきたいと思います🤗✨
早食いする子どもの中には、よく噛めないので、少し噛んでは丸呑みするような食べ方が気付かないうちに習慣になってしまっている事もよくあります。
これは困りますね。。。😱
身体に起こる「噛まない害」のほんの一例を紹介します。
★肥満になる
一気に胃袋につめこもうとすると、そのスピードに満腹中枢がついていけず、
満腹中枢が追いついた時には既に腹八分どころか、腹十分、腹十五分になってしまっています。
この状態がいつまでも続くと・・・もちろん肥満になってしまいますよね。😭
子供の頃に食事は「お腹が苦しくなることが満腹」と習慣付いてしまうと一生苦労するので大変です。💦
★ 胃に負担がかかる
よく噛まなければ食べ物の塊が大きいまま胃に行ってしまいます。
当然、胃に負担がかかってしまいますよね。
また、よく噛めば噛むほど唾液もよく分泌されます。食物と唾液が混ざり合うことで胃での消化を助けるのです😉
私たち大人も気を付けたい事ですね。胃に過剰労働はさせていないでしょうか?
★ 歯やあごの骨に悪影響
よく噛むということは
あごの発育に欠かせません😌
噛むことであごの骨は強くなり、周りの筋肉も強くするのです。
先にも伝えた通り、噛むことは唾液の分泌を促します。🙆♀️
唾液が口の中を潤すと、むし歯や歯周病の発生も抑制されるのです。
笑っているのに笑顔が薄い子はいませんか?
もしかしたら、口の周りの筋肉が弱いのかもしれません😱
このようにあまり噛まずに飲み込むことでいろいろな影響が出てきます。
そして早食いの原因にはむし歯や噛み合わせが影響していることもあります。
むし歯で噛んだ時に歯が痛いと大人でもあまり噛まずに飲み込むことがあります。そしてその痛みが脳にインプットされると無意識のうちにあまり噛まずに飲み込んでしまいます。
お子さんの歯にむし歯はありませんか?
また、噛み合わせが悪いとうまく噛むことができません。
これも大人の方も同じなのですが奥歯の噛み合わせが悪かったり、口を閉じても前歯が当たらないと噛みきれなくて丸飲みしてしまうことがあります。
噛み合わせは問題ないですか?
もし、むし歯があったり噛み合わせに問題がある場合は早めの受診をおすすめします。
<早食い防止策>
・食材は、少し固めの食感が残る程度で調理する。
・野菜スティックなどの噛む回数が増えるものを出す。
・一口量を観察して、「多いよ〜」と声掛けする。
・「もぐもぐ10回だよ」と具体的に噛むことを意識させる。
・一緒に口を動かして、「どっちがもぐもぐ長くできるか競争しよう」とゲーム化して噛むことを体で覚えさせる。
・口を閉じて噛むように教える。
・時間を稼ぐために、スプーン・フォークから子供用練習箸に変更する。
・食事の合間合間で、お茶を飲むように促す。
・お茶を飲んだり、次に口に運ぶときは、「お口の中がなくなってからだよ」と声掛けをする。
★POINT★
肯定的な声掛けをする
・お茶を飲みなさい→次ご飯食べたら、お茶を飲もうか?
・口の中にまだ入ってる!→口の中が空っぽになったかな?
・これ飲んだら、おかわりもらえるよ!
・(10回以上噛めるようになったら)いっぱい噛めるようになったね、上手だね!
・食べるのがはやい!→ 〇〇と一緒におしゃべりしてご飯楽しみたいな☺️
・「おいしいね」と共感し合い、食物だけでなく、周りもみさせる😋
注意する時、ついつい怒り口調になりがちですが、意識して肯定的な言葉を選んで声かけをし楽しい食事の時間を過ごしていきたいものですね🥰♬
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