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妊娠中に歯の治療は大丈夫⁉️

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こんにちは、受付の飯田です🌞

最近、私の周りではおめでたいことに妊娠や出産の報告があり、たくさんの幸せをお裾分けをもらっています👶🏻✨

今回は妊娠とお口の中の関係性ついてお話ししたいと思います‼️

🌟妊娠中の口腔内環境の変化🌟

昔は「一子を得ると一歯を失う」と言われたこともあり、

現在でも「妊娠すると歯周病になりやすい」「出産すると歯が悪くなる」という話を聞いたことがあるのではないでしょうか❓

お母さんの体には妊娠にともない、色々な所で今まで経験したことのない変化が起きます‼️

それは、お口の中も例外ではありません👀

妊娠悪阻(つわり)

妊娠5週~6週の間に出現して12~16週までに自然に消失する、吐き気を伴う気持ち悪さや、嘔吐感により歯ブラシを上手く使う事が出来ず、お口の中に細菌が増えやすく、むし歯や歯周病のリスクが高い状態になります😭

また、この時期に繰り返される嘔吐で歯が胃酸にさらされると、歯の表面が酸で溶ける「酸蝕症」のリスクが増加します‼️

・妊娠性糖尿病

妊娠中期以降、血糖値が上昇しやすくなります!

特に肥満、家族に糖尿病歴がある、高齢出産などで発症しやすいとされています❗️

糖尿病になると、免疫を担う細胞の能力が低下したり、コラーゲンの合成阻害が生じたりして劇的に歯周病を悪化させます😱

また、この歯周病による炎症が早産のリスクを高めてしまうとも考えられています。

この妊娠性糖尿病は最悪、巨大児の出産や胎児の死亡につながることも…

母子共に大きな健康のリスクとなるため適切な治療が必要なのです‼️

・いびき

妊娠中は赤ちゃんに十分な栄養を送るために、母体も栄養を蓄えます💪

お母さんの体にも多くの脂肪が蓄えられますが、喉や舌にも脂肪が溜まり気道を圧迫することがあります‼️過度の眠気や倦怠感を感じた場合は主治医への相談が必要です。

この、気道の圧迫は大きないびきを伴い、閉そく性睡眠時無呼吸症に近似した症状が出る事もあります💦過度の眠気や倦怠感を感じたりした場合は、ストレス軽減や体力を回復するためにも、主治医への相談が必要です。

歯科医師によるマウスピースの処方も有効なケースもあります☺️

このように、妊娠中はお口の中が普段よりも不安定になりやすい状況です❗️

さらに、妊娠中は歯科治療に制限が出てきます⚠️

🌟妊娠中の口腔内トラブル🌟

1.お口の中がネバネバする

妊娠中は個人差はありますが、唾液の分泌量が少なくなるため、つわりなどで歯みがきが不十分になると、菌が増え歯垢が増え、お口の中がネバネバしてきます😨

2.歯ぐきの腫れや出血

妊娠中はエストロゲン(女性ホルモン)の増加や内分泌の変調により、歯肉が赤くなり、腫れやすくなります❗️また、歯ぐきから出血することもあります。

これを妊娠性歯肉炎といいます💦放っておくと悪化し、歯周病になる可能性があるので正しいブラッシングが必要です‼️

3.口臭が強くなる

女性ホルモンの変化にともない、お口の中に菌が増えやすい状態になると、その菌が原因となって口臭が強くなります😩また、つわりのための胃酸逆流が口臭の原因になる場合があります‼️ 

4.むし歯ができやすくなる

つわりなどによりお口のケアが難しくなり、むし歯になるケースが出てきます。妊娠したらまずは歯科健診、歯のクリーニングを受けましょう。治療が必要な場合は、中期(安定期)に入ってからがお勧めです💭

🌟妊婦さんが歯科治療を行える時期🌟

妊娠中の歯科治療は「妊娠中期(安定期)」が最も安心です。

妊娠初期:妊娠4か月(16週)まで

赤ちゃんの顔や器官が形成される「器官形成期」にあたります。

また切迫流産のリスクが高い時期でもあります‼️(報告では15%)

緊急性の低い治療はなるべく避けた方がよいでしょう。

妊娠中期:妊娠5~8か月(17~28週)まで

一般的に妊娠中期(安定期)であれば通常の歯科治療は問題ないとされています‼️

治療が必要であればこの時期が最も安心です😊

しかし麻酔・レントゲン・お薬の服用は本当に必要な場合に限定すべきです。

妊娠後期:妊娠9ヵ月(29週)以降

早産のリスクや母体の妊娠貧血の可能性のある時期です⚠️

また妊娠末期では母体が仰向けになるとお子さんの重さで下大静脈という静脈

を圧迫し低血圧などの悪影響を及ぼしやすくなります😨

やはり緊急性の低い治療はなるべく避けた方がよいでしょう‼️

出来るなら妊娠前に、出産前に治療を終わらせた方が良いです

いざ出産という時になってむし歯が痛み出しても、すぐにむし歯の治療が出来るとも限りません‼️出産後に治療を回されることもあるでしょう…

出産時には歯を噛みしめて、いきみます‼️出産の痛みに加えてむし歯の痛みも加わる為、かなり辛い状態となります😭

出産前にはむし歯の治療を終わらせておく方が安心です😊

🌟妊娠中の歯磨き🌟

妊娠中につわりがひどく、十分に歯磨きができない…😨

といったお悩みは少なくありません‼️まったくケアしないのでは、出産後や将来にわたってむし歯や歯周病により歯を失うリスクとなります‼️

できる範囲でのケアを行っていくことが大切です✨

*歯みがきの方法を工夫する

つわりのせいで歯ブラシをお口に入れることで「おえっ」という吐き気、嘔吐反射を感じるという方がいます!その場合は、ふだん使っている歯ブラシではなく、子供用の小さい歯ブラシや糸ようじ、デンタルフロスを使ってみましょう👍

*食後でなくてもよいので、体調や気分が落ち着いてから

歯みがきは、毎食直後でなくとも大丈夫です☀️

食事後30分以上、場合によっては気分が落ち着くまでもう少し時間をおいて行いましょう✨

仕事の休憩中などの外で行う歯みがきは軽くすませ、寝る前にゆっくりとリラックスして行える歯みがきは少し長めに念入りに行ってもよいでしょう。

*歯みがき粉をつけない

歯みがき粉の味やにおいに反応してしまう方は、あえて歯磨き粉を付ける必要はありません‼️歯みがき粉の発泡作用は、爽快感もあり、歯を磨けた気分になりますが、正しいブラッシングをしていればまずはそれで充分です😋

赤ちゃんがお腹にいる時に歯の芽(歯胚)は作られます👀

また、生まれてきた赤ちゃんの口の中にはむし歯菌が存在しません😊

もしお母さんにむし歯があると唾液などを介してむし歯菌が赤ちゃんへと感染してしまいます🦠

赤ちゃんが生まれてからは、更に子育ても加わって忙しくなりますので、歯医者に通う余裕もなくなります😨

ですから、妊婦になってからの、妊婦歯科健診ももちろん大事ですが、

妊婦になる前からのケアがもっともっと大事になります😊

ぜひ多くの女性の方に、お口の中のメンテナンス、健診に来ていただきたいと思います🌸

ケンタロウ歯科 福岡市南区柏原1-2-2 / Tel 0120-37-1815

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