マウスピースのお手入れについて🦷
- ケア(予防)
- マウスピース矯正
- 咬み合わせの治療
こんにちは、歯科衛生士の小山です🐶
最近歯や顎のお痛みや歯ぎしり予防でマウスピース(ナイトガード)を作られる方が多いので
お手入れの仕方についてまとめてみました😊
歯が一時的に痛かったりや、歯周病、また歯を守るためと
様々な役割を持つマウスピースですが、
お手入れについてはお渡しの際に説明しますが
どうだったっけ?🤔と悩まれている方も
いらっしゃるのではないでしょうか?☺️
マウスピースの汚れ
作って間もないマウスピースの日常のお手入れは、
朝起きたときに簡単に水ですすぐだけで問題ないのですが、
使っているうちに黄ばんできたり、
白く濁ったように変色してくることがあります😵💫
これは口内とマウスピースの両方に原因が考えられますが、
私たちの口の中には常に350~700種類もの菌が存在しています😈
ぞっとしてしまう数字ですが、
さらにこの菌は当然マウスピースにも付着します。
この菌がマウスピースの黄ばみや臭いを発生させています!👻
更にマウスピースにも歯石がつくのです!
唾液の成分中のカルシウムやリンなどのミネラル成分によって歯石が作られ付着します。
そのせいで、白くカピカピとした汚れがついてしまうのです。
マウスピースは金属製の入れ歯とは違って、
歯石や汚れが表面に付きやすいので、
さらに注意が必要なんですよ。
こういった状態のマウスピースを使い続けると
歯周病や虫歯になるリスクが高まります🤮
歯ぎしりを改善できても、ほかのトラブルを引き起こしては意味がないですよね。
マウスピースの種類
マウスピースにはハードタイプとソフトタイプの2種類があります。
ハードタイプというのは
重度の歯ぎしりに悩む方が使うことが多く、
手で曲げようとしても曲がらないものです。
一方、ソフトタイプはシリコンなどの素材でできており
手で簡単に曲げることができます。
🌷 マウスピースのお手入れ方法 🌷
どちらも共通して言えることは、
ゴシゴシこすってはいけない!ということです☝️
市販の歯磨き粉を使って歯ブラシでこすってしまう方がいますが、
マウスピースの表面を傷つけて、
細菌の繁殖場所を作っていることになります!
こういった細かい傷に細菌がたまり、臭いの発生原因になるのでNGです🙅🏻♀️
洗浄液を使うことをオススメします!
洗浄液は入れ歯の洗浄剤(ポリデントなど)や
リテーナー用の洗浄剤などがあります!
洗浄剤を水にいれてマウスピースを浸して、洗い流すだけです。
気になる汚れなどがある場合には、
ガーゼなどの柔らかい素材の布で磨いてもOKですよ!
こういった洗浄液でケアするときはもちろんですが、
普段簡単にすすぐだけの場合でも、
水かぬるま湯を使うようにしましょう。
殺菌や消毒の目的で熱湯に漬ける方がいますが
とくにソフトタイプだと変形しやすいので、控えましょう。
🌷 保管方法について 🌷
・ハードタイプのマウスピースは
吸水性がある素材なので、乾燥に弱いです。
乾燥すると変形や、割れる原因になってしまいます。
使っていないときには水に漬けておくことで、劣化を防げます!
持ち歩かなくてはいけない場合には、濡れたティッシュや布でくるんでおくと良いです🙆🏻♀️
吸水性があるということは、
マウスピースを装着したまま
お茶やコーヒーを飲んだりすると色がついてしまうので、
飲食する場合には絶対にはずしましょう!☝️🫤
・ソフトタイプの場合は、外した後はよくすすいで乾燥させておくことが大切です。
しっかり水分をふき取ってから、通気性の良いケースなどに
しまっておきましょう。
季節によってはカビが発生することもあります。
完全に水分が乾いていない状態のまま放置し
夜そのマウスピースを付けるということは
大量の雑菌を口に入れることと同じです。
直接口に入れるものなので、衛生状態には細心の注意を払いましょう!
自宅で保管する場合は通気性のいい場所に置いておき、
持ち歩きをする場合には、ケースを使用しましょう。
マウスピースのチェック
しかしながら、マウスピースは消耗品の一種です。
歯ぎしりの度合いにもよりますが、ひどい場合には
マウスピースに穴が空いてしまうこともあります…
定期的にマウスピースの消耗具合をチェックする必要があります。
歯の定期健診などの際に、マウスピースをもって行き
磨り減り具合などをチェックするとより良いです☺️
ご相談があればいつでもお声かけください☺️
ケンタロウ歯科 福岡市南区 Tel 0120-37-1815