いびきについて

こんにちは 歯科衛生士の前田です。

今回は いびき について書きたいと思います。

いびき/snoring
睡眠中に鼻や喉などがせばまるため 呼吸 に伴って出る音。

眠ると、舌のつけ根が奥へさがり、筋肉がゆるむことで、喉にある「気道」が狭くなります。 この状態で息をすると、粘膜が振動して音が出ます。 これが「いびき」です。

上気道を狭めてしまうことには、寝ているときの姿勢が大きく関係します。
椅子に座って体を起こした状態でウトウトしているときにいびきをかく人は少ないのですが、体を仰向けにして寝ると、重力によって軟口蓋や舌のつけ根といった上気道の周りにある組織が喉の奥に落ち込み、自然と上気道が狭められやすくなります。
寝ているときは体がリラックスして舌や咽頭周りの筋肉も緩んだ状態になっているため、より上気道が塞がれやすくなるのです。

いびきをかく人のほとんどが口呼吸をしています。いびきと口呼吸は密接な関連があると考えて良いでしょう。
たとえば、口呼吸では空気中の細菌が容易に体内に侵入しやすくなるため、感染症に罹りやすくなるほか、冷たく乾燥した空気を吸い込むことで気道組織が傷む可能性も考えられます。

口呼吸が関連して生じる症状・リスク
• 睡眠時無呼吸症候群
• 免疫力低下
• 成長ホルモン分泌の減少
• 扁桃炎
• ウイルスによる口内炎
• 歯周病、口臭の悪化

いびきは「よく眠っている証拠」などと誤解されている場合がありますが、実はよく眠れない原因のひとつです。

いびきがあるということは、睡眠中に呼吸をするために余計な労力が必要ということですから、多かれ少なかれ睡眠には悪影響があります。
上気道抵抗症候群といって、睡眠時無呼吸症候群のように呼吸が止まらないにもかかわらず重度のいびきがあり、深い睡眠がまったくとれなくなる病気もあります。

また習慣的にいびきをかく子供は、集中力に欠け学校の成績が低いという研究報告もあります。

いびきの種類

普段はいびきをかかないのに、疲れたときやお酒を飲んだときに限っていびきをかく、という人もいるでしょう。これは「散発性のいびき」です。
一方、寝ているときはいつもいびきをかく、という場合は「習慣性いびき」です。
この「習慣性いびき」は、寝ている間の換気量低下(呼吸量が減ること)や覚醒反応(体は眠っていても脳が起きた状態になってしまうこと)の有無によって、さらに「単純いびき」と、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)に伴ういびき」とに分けられます。

いびきをかく人の健康リスク

いびきをかかない人に比べて全般的にリスクが高い傾向。

いびきをかきやすい人の見た目の特徴

口、鼻、ノドなど、空気の通り道に注目

• 首が太くて短い
• 下あごが小さい、横顔を見たときに下あごが後ろに引っ込んでいる
• 口蓋垂(のどちんこ)が長い
• 舌が大きい
• 鼻中隔湾曲症(鼻が曲がっている)

いびきの治療

いびきの治療は、その原因と症状に応じていくつかの方法があります。
まず重要なのは、鼻づまりの有無。これによって耳鼻科的検査・治療の要否を判断します。鼻づまりがない場合には、いびきが一過性なのか、習慣性なのかによって睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査へと進みます。

耳鼻科的検査と治療

鼻づまりがある場合には、まず耳鼻科的な治療が優先されます。
鼻中隔弯曲症、花粉症などのアレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎などの鼻疾患がいびきの原因になりますので、耳鼻科的な治療で鼻づまりを改善すれば、いびきの改善も期待できます。

生活習慣病の改善>

・ダイエット
太ると、首、喉まわりに脂肪がつくだけでなく、上気道(鼻から気管の入り口までの空気の通り道)の壁にも脂肪がついて、いびきの発生につながります。
いびき改善のためにも、身体全体のためにも、適正体重の維持は重要です。

・寝具の見直し、寝姿勢の工夫
仰向けで寝るよりも、横向きで寝ると上気道の閉塞を軽減し、いびきを改善できる場合があります。
身体が自然に横向きになるように形状が工夫された枕なども販売されています。普段横向きに慣れていない方には、抱き枕をおすすめします。身体の一方にかかる負担が軽減され、入眠しやすくなります。

お酒(寝酒)を控える
アルコールによって上気道を支える筋肉が緩むと、上気道が狭くなり、いびきをかきやすくなります。寝る時は、ただでさえ筋肉が緩みリラックスした状態。そこにアルコールが加わると、さらにいびきのリスクを高めることになります。特に寝る前のお酒、深酒は控えましょう。

禁煙
タバコによる刺激を受けると、気道に炎症が生じます。タバコが日常的になるほど、炎症は慢性化します。気道粘膜が傷つき、浮腫みが生じたり、気道壁が厚くなることで気道が狭窄し、いびきにつながります。気道の炎症を防ぐには、禁煙も重要です。

次は
いびきの重症型である閉塞性無呼吸と診断された患者さんに対し、保険適用可能な治療法です。無呼吸症を治療することによって、いびきも改善します。

<マウスピース治療

下顎を上顎よりも前方に出して固定するタイプのマウスピースです。下顎を前方に固定することで、気道を広く保ちます。
スリープスプリントとも呼ばれています。

<CPAP療法

寝ている間の無呼吸を防ぐために気道に空気を送り続けて、気道を開存させておく治療法です。
閉塞性睡眠時無呼吸タイプに有効な治療方法として現在欧米や日本国内で最も普及している治療方法です。

<外科的手術

気道を塞ぐ部位を取り除く根治療法で、小児の多くや成人の一部で適用される場合があります。

いびきを人に相談できず、深刻に悩んでいる方は少なくありません。
特に女性に多い傾向ですが、隣で寝ている人に迷惑をかけるので、旅行に行きづらいと悩んでいる方も多いと思います。
自分のいびきの程度は、自分ではわからないのが普通です。自分だけ、と抱え込まず、ぜひ一度病院で相談しましょう。

この辺りですと福岡病院睡眠時無呼吸外来がありますので、気になる方はこちらを受診するといいと思います。

ケンタロウ歯科 福岡市南区柏原1-2-2 / Tel 0120-37-1815

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