高血圧のお薬の副作用で歯ぐきが腫れる?

こんにちは 歯科助手の岩井です。

ケンタロウ歯科で働き始めて4ヶ月が経ちました。
患者さまのお名前も覚え、仕事も一から勉強させてもらい毎日楽しく働いています。

ケンタロウ歯科では月二回勉強会を開き知識を身に付けています。
歯科用語や、医療用語の名称を覚えるのが苦手で苦労していますが、学生以来の勉強も新鮮でいいものですね。

今回の勉強会のテーマは『薬物性歯肉増殖症』でした。
薬の副作用で起こる歯ぐきの腫れのことで、薬物性歯肉肥大ともいいます。

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◎原因となる主な薬◎

降圧剤(その中のカルシウム拮抗薬) 

代表例:ニフェジピン(アダラート)・アムロジピン(ノルバスク)

抗てんかん薬 

代表例:フェニトイン

免疫抑制薬 

代表例:シクロスポリン

上記のお薬を飲まれている患者様はご自身の歯ぐきが腫れていませんか?

また、糖尿病の患者様の多くはニフェジピンを服用していますので注意が必要です。

◎発生頻度◎

ニフェジピン 6~15%

フェニトイン:50%

シクロスポリン:成人25~30%・子ども70%

男性が女性の約3倍発症しやすい。

年齢は若いほど発症しやすい。

◎症状◎

発症初期は歯と歯の隙間の歯ぐきが腫れ、徐々に周囲の歯肉が硬く腫れ上がりますが痛みや出血はありません。

症状が進むと、正常な歯が歯肉に覆いつくされ歯が見えなくなったり、歯肉に押されて位置がずれたりすることもあります。

歯の生え始めや生え変わりの時期の小児が発症すると、将来的な歯並びに大きな影響を残すことがあります。

また、進行すると口腔内の衛生状態が悪化して歯周病が引き起こされ、虫歯や歯肉の炎症などを併発することがあります。

◎原因◎

詳しいメカニズムはまだ不明ですが、薬剤の作用により歯ぐきを作る細胞がたくさん増えたり(細胞増殖促進作用)、歯ぐきを作る細胞の働きが活性化される(細胞機能活性化作用)。また、歯ぐきは作られては分解される新陳代謝(ターンオーバー)が行われるのですが、ニフェジピンやシクロスポリンは歯ぐきのコラーゲンが分解されるのを抑制する働きがあるため、新しく歯ぐきが作られるのに分解されにくくなることで歯ぐきが増えて歯肉増殖が起こると言われています。

◎治療◎

多くは、原因となる薬剤の使用を中止すれば歯肉の腫れも軽減するため、医師と連携し、服用薬を変更・減量できればいいのですが、難しいことが多いです。

ですので日頃の歯みがきを徹底して行うこと、定期的に歯科受診してブラッシング指導を受けることや歯石を除去してもらうことが大切です。

ブラッシング指導では歯と歯ぐきの境目を小刻みに磨くバス法というやり方、歯と歯の間は歯間ブラシを使用することなどを教えます。


また、歯ぐきの腫れが大きい場合には歯ぐきを切る(歯肉切除)ことが必要になってくることもあります。しかし、再発の可能性も考慮しなければいけません。
クロルヘキシジンが含まれているうがい薬(例:コンクールF)も歯肉増殖を抑える効果があります。

勉強会を終え、改めてお薬手帳や、問診票の大切さを感じました。

私は今まで自分も他の病院行くときにお薬手帳を忘れることが多いため、ついついケンタロウ歯科でもお薬手帳忘れた方に『また次回お願い致します』と言っていたのですが、薬による副作用や、飲み合わせなど大切な情報がつまったものなので、皆様来院の際はお薬手帳お忘れなくお願い致します。

より早い判断や診断が出来ますので、ご協力お願い致します。

ケンタロウ歯科 福岡市南区柏原1-2-2 / Tel 0120-37-1815

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