矯正治療の救世主！矯正用インプラント（インプラントアンカー）とは？
- 大人の矯正治療
こんにちは、歯科衛生士の小山です🐶
今回は矯正用インプラントを用いた矯正の内容についてお話しさせていただきます☺️
矯正用インプラント(インプラントアンカー・TAD)とは？
失った歯の代わりにするインプラント治療とは違い、
歯科矯正用に開発された小さいインプラントで見た目は小さなネジです。
直径は1.4～2㎜前後、長さは6～10㎜ぐらいのチタン合金製のインプラントです。
チタン合金は生体への害がほとんどないと言われている素材です。
上の写真のように骨に埋め込み、歯とゴムで繋ぎます。
矯正用インプラントは骨に埋め込んでいるため動くことはありません。
矯正用インプラントを固定源として歯を動かします。
それにより、治療期間の短縮や、
これまでの矯正歯科治療では動かすのが難しかった方向に歯を動かせるようになりました✨
💫矯正用インプラントの3つの特徴
①治療期間の短縮🍀
矯正用インプラントを埋入することにより、
強固な固定が可能なため治療期間の短縮が可能です。
通常の矯正治療より強い力で歯を前後に動かすことができます。
②抜歯をしない矯正治療が可能になった🥺
これまで、臼歯を後ろに移動させることは、
かなり困難なことでしたが、
矯正用インプラントを用いることでそれを簡単に行うことができるようになりました。
そのため、従来は抜歯が必要な症例でも、抜歯をせずに矯正することが可能となりました。
あるいは受け口の方で外科手術が言われた方でも場合によっては外科手術なしで受け口の治療が可能となりました。
③歯を動かしたい場所に自由自在に動かすことができる
矯正のゴール設定さえ決まれば後は矯正用インプラントを使ってアンカーロスを起こさずに理想的な位置に歯を動かすことができます。
ではデメリットはないのでしょうか？
1つは麻酔を使用しますので外科処置が苦手な方は少し抵抗があると思います。
ですが、痛みや出血はほとんどありません。
処置が終わった後もあまり痛みは感じません。
麻酔の効果が無くなってくると多少痛みを感じますので、
必要ならば鎮痛剤を飲んでいただきます。
矯正用インプラント周囲の歯肉や粘膜が多少違和感を感じることがありますが、数日後には必ず慣れます。
また、矯正用インプラントは細いため抜けることがあります。
その際は再度打ち直す必要があります。
こういったデメリットもありますがメリットの方がかなり大きいので当院では積極的に矯正用インプラントを使用しています❗️
矯正でも人それぞれ歯の形態や歯並び、骨格等で矯正の治療内容が変わっていきます。
ケンタロウ歯科・矯正歯科ではまず診断をする為の資料を作り
その後お写真を用いてどのような治療法が必要かどうかを
しっかり説明をさせていただきます😊
不安な点があればいつでもご相談ください☺️
ケンタロウ歯科・矯正歯科 福岡市南区 Tel 0120-37-1815
