動物は歯を磨かなくてもむし歯にならないの⁉️
- むし歯予防
- 歯のコラム
こんにちは 歯科助手の岩井です。
寒さの中にも、少しずつ春の暖かい日差しが感じられるようになったこの頃、家族で『福岡市動物園』へ行って来ました。
お目当ては、福岡市動物園で33年ぶりに生まれた キリンの『ニコちゃん』
生まれたばかりの時に見に行って
今回一年弱ぶりに会えました。
ちなみにニコちゃんの名前の由来は2(に)月5(こ)日に産まれたからです。
ニコちゃん、前回会ったときよりずいぶんと大きくなり
お母さんキリンのリンダと仲良く餌を食べてました。
四歳位で大人のキリンのサイズになるそうなので、来年また成長したニコちゃんを見に行くのが楽しみです。
キリンを見ながらふと横のチンパンジーの檻に目をやるとそこには衝撃的な光景が❗️
チンパンジーが沢山のネギを脇に抱えているではないですか‼️‼️
チンパンジーは、リンゴやバナナを食べるイメージだっただけにその光景に唖然としました!
飼育員さんに聞いたところ、冬場に風邪を引かないようネギを餌としてあげているそうです。
ネギには血流を良くして、体温を上げる効果があると言われ、
そのお陰でチンパンジーは何年も風邪しらずだそうです。
現在福岡市動物園はリニューアル工事を大々的にしており、ペンギンや象などの一部、会えない動物もいますが、
他にも魅力的な可愛い動物が沢山いて、
更に、これから桜の季節には、見事な桜が咲きますので
是非、足を運んでみてください‼️
動物園で幼稚園児の息子が『動物って歯を磨かないの⁉️むし歯になっちゃうよ』って聞いてきました。
確かに動物って歯を磨かなくてむし歯にならないのかなって疑問ですよね。
野生の動物は、甘いものを食べることがないので、むし歯になることはほぼありません。
むし歯菌の繁殖には、糖分が必要です。
むし歯は、糖分で歯のエナメル質がとける病気です。
むし歯ができるメカニズム
①細菌(むし歯菌:主にミュータンス菌)が糖を食べる
↓
②細菌が酸を出す。
↓
③酸が歯を溶かす。
更に、野生動物は繊維質を多く含んだ硬いエサを食べているため、口の中の汚れを取り除き清潔にする働きがあります。
また、よく噛むことで唾液の量が増え、歯の汚れも洗い流されます。
狩りや、石を食べてしまって歯が折れたり、傷ができそこから菌が入り込みむし歯になることはあるそうですが
野生動物は、むし歯になるとうまくものを食べることができなくなるので寿命が短くなり、早く死んでしまいます。
一方、動物園の動物は糖が入っている餌がでることがあったり、お客さんがこっそり甘いお菓子をあげてしまうこともあり、
野生動物に比べむし歯になりやすいと言われています。
むし歯治療を行なうには、基本的に全身麻酔が必要となるため、全身麻酔をする事のリスクを考えると何度も頻繁にできるものではありません。
そこで動物園では毎日の健康管理と、オラウータンや象、カバなどは口腔内をチェック出来るようにトレーニングをしたりとむし歯予防&早期発見に努めているそうです。
人間も動物も、むし歯の原因は食べ物にあるといっても過言ではありませんね。
それは、食材に火を通して軟らかくして食べることが主流になっただけでなく、砂糖などの精製・加工された食品を摂取するようになったため、食べ物のカスが歯に残りやすくなったからです。
私たちも日頃から食生活を見直し、歯の定期検診を行い、健康な歯を維持していきたいものです。
ケンタロウ歯科 福岡市南区柏原1-2-2 / Tel 0120-37-1815