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乳歯のむし歯を放っておくとどうなる⁉️

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こんにちは 歯科助手の岩井です。

わが息子四歳にしてむし歯があります。
正直、乳歯で生え変わるからと安易に考えていた部分もあったのですが、それは大きな間違いです!!

今回は『乳歯のむし歯を放っておくとどうなる⁉️』についてお話ししたいと思います。

まず乳歯と永久歯の違いですが

乳歯のエナメル質・象牙質の厚みは永久歯の二分の一程度と薄く、乳歯は永久歯にくらべ石灰化が不十分であるため、永久歯に比べて脆く容易にむし歯が進行します。
歯髄腔も大きく髄角が発達しており、歯髄(歯の神経)の感染を生じやすいです。
むし歯の痛みが出にくいので、気づかないうちに歯髄が壊死している場合もあります。

ひどいむし歯を放置して歯の根っこの部分にバイ菌が感染し、その下に控えている永久歯にバイ菌が触れると、歯の表面を覆うエナメル質が十分に形成されなくなってしまう恐れがあります。

この形成不全を生じた永久歯をターナー歯とよび、10人に1人にエナメル質の形成不全があることが知られています。
 エナメル質形成不全の歯は脆弱で、かみ合わせにより砕けて穴があきやすく、むし歯の原因となります。

歯の表面が白斑や黄褐色斑になったり、わずかな凹みができるものから著しい障害が現れるものまで種々の変化がみられ、白かったり茶色の着色は歯ブラシでとれることはありません。

また、むし歯による根の先の病変があると、下にある永久歯は病変を避けて異なった場所に生えてきたり、乳歯がなかなか抜けず、永久歯が生えてくるのを妨げることもあります。

かといって、乳歯のむし歯を抜くと、永久歯が生えてくるまでの場所取りの役目が果たせず、両脇の歯が傾いて後から生える歯にも影響があることもあります。

乳歯のむし歯を放置して起こるリスクは永久歯もむし歯になりやすかったり、歯並びが悪くなったりだけにとどまりません。

むし歯を避けて咀嚼を繰り返すことで、正常な顎の発達が出来ず、歪みなどの原因にもなります。

むし歯により、噛む時に痛みを生じたり、噛みにくくなったりすると、固い食べ物を避けるようになるなど偏食にもなりやすくなります。

乳歯のむし歯と決して侮らず、しっかり治療する重要性を改めて感じました。

乳歯のむし歯を放置すると悪循環に陥り、それを治療するには更にお金や時間、痛みを伴います。

初期むし歯でしたら削ることなくむし歯進行止めの薬を使用するだけの場合もあります。

定期検診に行って子どもの将来のためにも、きれいな歯を保ててるように努めていきたいものですね。

ケンタロウ歯科でもしっかりとお子さまのお口の健康を守るお手伝いをさせていただいています。

定期検診の内容

・むし歯の有無のチェック
・噛み合わせや歯並びの確認
・歯垢(プラーク)の除去
・フッ素塗布(むし歯予防)
・歯の磨き方指導や食事指導

定期検診の目安はお口の状態で異なるのですが概ね3ヶ月に1回です。

お困り事や、ご相談もお気軽にスタッフへお問い合わせください。

ケンタロウ歯科 福岡市南区柏原1-2-2 / Tel 0120-37-1815

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