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舌がヒリヒリする、、舌痛症かもしれません

  • 歯のコラム

こんにちは🌞
歯科衛生士の前田です。
やっと この頃秋🍂らしくなってきました。
と思ってたらすぐ冬⛄⛄がきそうですね。

今回は 舌痛症(ぜっつうしょう) について書きたいと思います。

まず 舌にはさまざまな働きがあります。
・咀嚼(そしゃく)・・口の中で食べ物をよくかみくだく。
唾液を分泌するのを助け、食べ物に消化液を混ぜ合わせ飲み込みやすくする
・嚥下(えんげ)・・・飲み込む
・発声    ・・・声を出す
他にも
味覚や知覚を感じる受容器もあり、胃に入る食べ物を選別する働きもあります。

 

日々の診療の中で たまーに
舌が👅ヒリヒリする ピリピリするといった症状を訴えられる患者様がいらっしゃいます。
診るかぎり 何の異常もないことが大半です。
でも実際に痛みを感じていらっしゃる。

舌や歯肉に明らかな炎症や潰瘍などの病変が存在しており、それが痛みの原因となっているとすれば、それは舌痛症とは診断しません。

口の中のヒリヒリ、カーッとした痛みまたはピリピリした不快な異常感覚が、1日に2時間以上で3カ月以上にわたって連日繰り返すもので、臨床的に明らかな原因疾患を認めない病態が 舌痛症となります。

また 舌痛症の患者様に共通していることは、不思議なことに食事の間の方が、むしろ痛みは楽になるということです。

舌痛症は患者様が感じる痛みが全てであり、他人が見ても異常がないので、なかなか理解してもらえない病気です。

現在までのところ、舌痛症明らかな原因はわかっていません
若い女性や男性には少なく、
月経停止や閉経後の女性に多くみられることから、性ホルモンを介した何らかの内分泌機能異常が影響しているのではないかと疑われています。

また、舌痛症の患者様には、心理的ストレスを抱えている人が多く、心理的な要因が発症にかかわっていると考えられてきました。
しかし、最近の研究では、ホルモンの異常や心理的な要因だけでなく、さらにいろんな要因が複雑に絡んでいることがわかってきています。

 

舌痛症で受診される患者様の多くは、悪い病気ではないかと心配されて歯科医院を受診されますが、一般に悪性の腫瘍が痛みのみを症状として舌や歯肉に発症することは非常にまれです。
これらの悪性疾患は、潰瘍や“できもの”などの粘膜病変を伴って発症します。

舌痛症は、これらの悪性疾患の可能性を除外したのちに下されるので
悪性の病変でないことになりますのでご安心ください。

 

さて原因不明の舌痛症はどうやって治したら良いのでしょうか?

舌痛症は、原因が解明されていないので、原因療法が存在しません。
したがって、症状を軽快させる治療法が用いられます。
これを対症療法と呼びます。

舌痛症の治療では、特別な処置を行わなくても自然治癒するものも3%程度存在するとされていますが、多くの患者様は長期にわたって痛みを訴えます。

<治療法>

・薬物療法

抗うつ薬や抗不安薬、ビタミン剤などが処方されることがあります。

・心理療法

ストレスや不安の軽減のために、心理カウンセリングや認知行動療法が有効とされる場合もあります。

・生活習慣の改善

ストレス管理、栄養バランスの改善、口腔ケアの徹底などが推奨されます。


舌痛症のような慢性の痛みでは、痛みを0にするのではなく、日常生活の中で痛みをうまくコントロールすること、
日常生活を障害している痛みを乗り越えて生活の質を上げることを治療の目標とします。

その舌の👅痛み😖が 何からきているのか?
ご自分では気がついていない お口👄の中の
不良な補綴物やもしかしたら尖った歯石からかも知れません。
舌痛症のように原因不明かもわかりませんが
お口の中のトラブルを感じたら ご相談下さい🤗

 

ケンタロウ歯科・矯正歯科 福岡市南区 Tel 0120-37-1815

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