お子さんのために知っておきたい、こどもの歯やお口の病気
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こんにちは❕歯科衛生士の内野です⭐️
徐々に肌寒くなってきましたね風邪を引かないように気をつけてください🤧
さて今回は子どもに見られる歯や口の病気についてお話して行きます💭
歯や口の病気には色々ありますがその中でもよく見られる病気を5つに絞ってお話します‼️
<代表的な子どもの歯・口の異常>
1.上唇小帯付着異常
2.リガフェーデ病
3.癒合歯
4.エナメル質形成不全
5.先天性歯牙欠損症
それぞれについて詳しく解説します✨
🦷上唇小帯付着異常
上唇小帯と呼ばれる上唇から上の前歯の中央付近を結ぶ筋が前歯の間に入り込んでいる。
・よくみられる年齢
3〜6歳
・原因
出生時に上唇小帯は高位にあり発育とともに退縮し付着位置が変化するが、その退縮が正常に行われない。
・症状
乳歯列が完成しても上唇小帯が高位にあり肥厚してるときは正中離開(歯と歯の間に隙間ができる)がみられる。
🪥対応
多くの場合年齢に伴い位置が変化するので前歯が永久歯に変わる6歳ごろまでは様子をみる。
それでも治らない場合は上唇小帯を切除する外科的処置が必要👩⚕️
🦷リガフェーデ病
言葉は難しいが生まれた時にすでに歯が生えていることがあり、その歯によってお口の中が傷つき、潰瘍を生じるもの。
・よくみられる年齢
0歳
・原因
歯が早く生えてしまい、かつ歯が尖っている。
・症状
歯が舌の裏側などに当たって傷になり潰瘍ができてしまう。
乳幼児では授乳量の減少や摂食困難がみられることがある。
🪥対応
自然治癒しない場合は歯の尖っている部分を削り丸めるかコーティングする💫
🦷癒合歯
言葉の通り歯と歯が癒合(くっついている)している状態。
・よくみられる歯の場所
乳歯の下の前歯が多い。
・原因
先天性のもので、乳歯ができる過程で歯と歯がくっついてしまうことで起こる。
稀に永久歯で生じる場合もある。
・症状
癒合歯自体は問題はない。しかし、歯の数と顎の大きさのバランスがうまくいかず歯並びに影響することもある。
🪥対応
くっついている部分が磨きにくくむし歯になりやすいので歯磨きを入念に!
フッ素やシーラントも効果的✨
🦷エナメル質形成不全
歯が生えてきたときにエナメル質が白く濁っていたり、黄色い状態。
・よくみられる歯の場所
永久歯の前歯や6歳臼歯(6歳頃に生えてくる奥歯)
・原因
エナメル質を作る過程でエナメル質に障害がみられる遺伝性の疾患。
栄養不足や乳歯の過度な虫歯、外傷などの原因から起こるとも言われているが原因は定かではない。
・症状
歯に変色や欠けが見られエナメル質が先天的に脆い状態。
見た目の特徴は黄色っぽい変色や白濁。
🪥対応
エナメル質が脆いためむし歯になりやすい状態。
歯磨きはもちろんフロスやフッ素も使ってむし歯予防をしていきましょう‼️
🦷先天性歯牙欠損症
乳歯や永久歯が生まれつき欠損している状態
・よくみられる歯の場所
永久歯の第2小臼歯(前から数えて5番目の歯)
親知らず
永久歯の側切歯(前から数えて2番目の歯)
・原因
先天的なもので原因は不明。
家族内で見られることが多いため特定の遺伝子が関与していると言われている。
・症状
通常であれば乳歯が抜けて、その下から永久歯が生えてくるが、その永久歯がないため乳歯が抜けずにずっと残る。
乳歯は永久歯に比べると歯の根っこが短いため、どこかで抜ける可能性がある。
抜けてしまった場合、前歯であれば審美的(見た目)に影響するし、奥歯であれば噛み合わせに影響する。
ただし親知らずがない場合はラッキーだと思えば良い(笑)
🪥対応
乳歯をずっと使うようになるためその乳歯がむし歯や歯周病にならないように気をつけなければならない。
もし乳歯が抜けてしまった場合は矯正治療やインプラント、ブリッジ、入れ歯などなくなってしまった歯のスペースを補う治療が必要になる。
まずは歯医者さんでレントゲンを撮ってもらい、永久歯が正常にあるかを確認することが大事✨
年齢だと6歳頃レントゲンを撮れば分かります❗️
今回5つに絞って歯や口の病気を紹介しました👩⚕️✨
知っていてもいざお子様がなってしまうと不安や心配になると思います😖💭
これらの症状以外でも少しでも疑問に思うことがありましたらお気軽にご相談ください😊🌼
ケンタロウ歯科・矯正歯科 福岡市南区 Tel 0120-37-1815